髪にいい成分とは? 

薄毛や抜け毛の原因は「遺伝だから」とか「歳のせいだから」と、あきらめていませんか?

遺伝や加齢が原因で髪の毛や頭皮にトラブルが起こるというよりは、無理なダイエットによる栄養不足や間違ったケアによるものが多いようです。

この記事では髪の毛にとっていい成分を体の内側から食材で摂る方法と、外側から頭皮や髪の毛にアプローチする方法を分かりやすくお伝えします。

髪の毛を育てる成分

髪の毛は、8割がケラチンと呼ばれるタンパク質でできています。

このケラチンが不足すると、髪の毛のハリやコシがなくなり、薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。

人の体はご飯やパンなどの糖質と油などの脂質、肉や魚、大豆食品などのタンパク質に、ビタミンやミネラル、食物繊維が加わりでき上がっています。

その中でもタンパク質は、元気な体を維持するために、毎日コンスタントに摂取する必要があります。

タンパク質は、まず体内の必要な部位から消費され、最後に体の末端の髪の毛や爪の先に届きます。

タンパク質が足りないと、必然的に髪の毛が痩せて抜け毛も多くなってしまいます。

近年、若い人の髪にトラブルが増えたのは、無理なダイエットによる栄養不足も関係しているといわれています。

頭皮や髪の毛に有効な食材とは?

一番必要な成分はタンパク質ですが、肉類や魚介類、乳製品、卵などの動物性タンパク質と、大豆製品などの植物性タンパク質をバランス良く摂取することが大事です。

また、新陳代謝の促進と抗酸化作用のあるビタミン群を摂ることも、髪の毛の健康に効果があります。

ビタミンEを含むナッツ類や、ビタミンCを含むレモンなどの柑橘類も有効です。

他にも具体的な食材としては、亜鉛を含む牡蠣やレバー、ビタミンBを含む 豚肉や大豆製品などが髪の毛を元気にしてくれる食材です。、

・1日のタンパク質の摂取量の目安

1日の目安は、成人男性が50~60g、成人女性が40~50gです。

100gの肉を食べると、そのうちの約20gくらいがタンパク質の摂取量となります。

そのため、1日に必要なタンパク質を摂取するには、肉でいえば手のひら一枚分くらいを毎食摂る必要がありますが、魚や豆腐、卵やチーズなどに置き換えることで、3食でバランスよくタンパク質を摂取することができます。

頭皮の血行に有効なケアとは?

頭皮の血行を促すと、次に元気な髪の毛が生えてきます。

今、目に見えている髪の毛はすでに役目を終えたものなので、次に元気な毛が生えてくるように頭皮のマッサージなをおこないましょう。

週に一度ほどオリーブオイルやアーガンオイル、椿油などを使って指の腹で頭皮をマッサージすることで血行が良くなりなすます。

マッサージのコツは髪の毛のほこりをブラシで取り除き、シャンプーの前にオイルを地肌にもみ込むように指の腹でマッサージをすることです。

その後シャンプーとリンスをおこなうと、髪の毛がべたつくことがなく、頭皮にしっかり栄養が届きます。

まとめ

毎食髪の毛に効く良質なたんぱく質やビタミンを含む食材を摂るようにし、毛穴の汚れをとり、マッサージなどで頭皮の血流をよくすると、太くて丈夫な髪の毛が育ちます。

遺伝だからとあきらめずに、毎日の食事やヘアケアを見直してみましょう。